2代目・3代目社長が右腕を育てられない本当の理由と、今いるメンバーから右腕を育てる方法

2代目・3代目社長が右腕を育てられない本当の理由と、今いるメンバーから右腕を育てる方法

「右腕がいない」

自分の代で会社を成長させようとするとき、
多くの2代目・3代目社長がぶつかる壁です。

社長一人で全部決めている、
現場の声が上がってこない、
自分のビジョンを一緒に実現してくれる人がいない。

この状態が続くと、
組織の成長は社長の時間と能力の限界で
止まってしまいます。

右腕は、採用するものではありません。

今いるメンバーとの対話の積み重ねの中で
育っていくものです。

この記事では、
2代目・3代目社長が右腕を育てられない
本当の理由と、
今いるメンバーから右腕を育てるための
方法を解説します。


2代目・3代目社長が右腕を育てられない4つの理由

理由①:右腕に何を求めるかが明確でない

「右腕がほしい」と思いながらも、
右腕に何を期待するかが
明確になっていないことがあります。

社長の考えをメンバーに伝えてほしいのか、
現場の声を社長に届けてほしいのか、
意思決定を補佐してほしいのか、
特定の業務を任せたいのか。

何を求めているかが明確でないまま
「右腕候補」を探しても、
「この人だ」という確信が持てないまま
終わってしまいます。

理由②:任せることへの不安がある

2代目・3代目社長は、
会社を成長させなければならないという
プレッシャーを抱えています。

「自分でやった方が確実」
「任せて失敗したらどうするか」

こうした不安から、
重要なことは自分で抱え込んでしまいます。

任せる経験を積まないと、
メンバーも「任される経験」を積めません。

任される経験がないメンバーは、
右腕として育っていきません。

理由③:社長のビジョンがメンバーに届いていない

右腕を育てるためには、
まず社長のビジョンや考えを
メンバーが理解していることが必要です。

「社長が何を目指しているのかわからない」
「何を基準に判断すればいいのかわからない」

この状態では、
メンバーは社長の代わりに判断できません。

社長の考えが伝わっていないと、
右腕は育ちません。

理由④:対話の場がない

右腕は、日々の対話の積み重ねの中で育ちます。

社長のビジョンを理解するためには、
社長と直接話す機会が必要です。

でも多くの場合、
社長とメンバーが深く話す場が
設けられていません。

会議では数字の報告で終わる、
1on1は実施していない、
社長が忙しくてメンバーと話す時間がない。

こうした状態では、
右腕は育つ環境がありません。


右腕は対話の中で育つ

社長と右腕候補が深く話す機会を作り、
その積み重ねの中で
社長のビジョンと考えを伝えていく。

右腕候補が「社長はこういう人間で、
こういうビジョンを持っている」ということを
体で理解したとき、
社長の代わりに判断できるようになります。

でも、この対話を社内だけで行うのは
難しいことがあります。

社長が直接話しかけると、
メンバーは緊張して本音を話せないことがあります。

「社長に気に入られなければ」
「余計なことを言って評価が下がったら」

こうした空気がある中では、
対話は表面的なやり取りで終わります。

外部の人間が間に入ることで、
社長にも言えなかった本音が出てきます。

その本音をすくい上げながら、
社長のビジョンと右腕候補の気持ちをつなぐ。

この橋渡しの積み重ねが、
右腕を育てていきます。


今いるメンバーから右腕を育てる6つのステップ

ステップ①:右腕に何を求めるかを明確にする

まず、右腕に何を期待するかを
言語化することから始めます。

社長の考えをメンバーに伝える、
現場の声を社長に届ける、
特定の意思決定を任せる。

期待することが明確になると、
右腕候補が見えやすくなります。

ステップ②:対話の中で右腕候補が見えてくる

最初から「この人が右腕候補だ」と
決める必要はありません。

今いるメンバーそれぞれと話していく中で、
「この人はこういう強みがある」
「この人なら社長のビジョンを理解できそう」
「この人にこういう役割を任せると面白いかもしれない」

という感触が見えてきます。

その感触を社長と共有しながら、
「この人を右腕として育てていきましょう」
という方向性が決まっていきます。

右腕候補は最初から決めるものではなく、
対話の中で見えてくるものです。

ステップ③:社長のビジョンを丁寧に伝える

右腕候補と定期的に話す機会を作り、
社長のビジョンや考えを丁寧に伝えます。

「なぜこの方向性で会社を進めたいのか」
「自分はどんな会社にしたいのか」
「何を大切にして経営しているのか」

こうした社長の内側にある考えを
言葉にして伝えることで、
右腕候補は社長の代わりに
判断できるようになっていきます。

ステップ④:少しずつ任せる

右腕は、任される経験の積み重ねで育ちます。

最初は小さなことから任せてみる。

うまくいったことは「よかった」と伝え、
うまくいかなかったことは一緒に振り返る。

「任せてもらえている」という感覚が、
右腕候補の当事者意識を育てます。

完璧にできるまで待ってから任せようとすると、
いつまでも任せられません。

多少の失敗は一緒に乗り越えていく、
というスタンスが大切です。

ステップ⑤:現場の声を社長に届ける仕組みを作る

右腕の重要な役割の一つは、
現場の声を社長に届けることです。

でも社内では、
メンバーが社長に本音を言いにくい
空気があることがあります。

外部の人間が現場の声を引き出して
社長に届ける橋渡しをすることで、
社長と現場の対話が生まれます。

この対話の積み重ねが、
右腕候補が「社長と現場をつなぐ人」として
育っていく環境を作ります。

ステップ⑥:継続的な対話を続ける

右腕は一朝一夕には育ちません。

継続的な対話を重ねることで、
少しずつ社長のビジョンを理解し、
社長の代わりに動けるようになっていきます。

焦らず、でも諦めず、
対話を続けることが大切です。


右腕が育つと、何が変わるのか

社長が本来やるべき仕事に集中できるようになる

今まで自分でやっていた判断や
現場との調整を右腕に任せられるようになると、
社長の時間と頭の中に余白が生まれます。

その余白が、
次のビジョンを描く力になります。

組織全体の空気が変わる

社長と現場をつなぐ人がいることで、
社長の言葉が現場に届くようになります。

現場の声が社長に届くようになります。

お互いの気持ちがかみ合い始めると、
「一緒に会社を成長させたい」という
空気が生まれていきます。

次の右腕候補も育ち始める

右腕が育つことで、
次の右腕候補も育ち始めます。

右腕がメンバーと関わる中で、
「この人にこれを任せてみよう」という
視点を持つようになります。

こうして育成の文化が
組織全体に広がっていきます。


CsMの支援の進め方

CsMが支援に入るとき、
まず社長と全メンバーそれぞれと
1on1で話すことから始めます。

社長には、
右腕に何を求めているのかを言語化してもらいます。

メンバーとの対話の中で、
「この人はこういう強みがある」
「この人なら社長のビジョンを理解できそう」
という感触が見えてきます。

その感触を社長と共有しながら、
右腕候補を一緒に育てていきます。

双方の本音をすくい上げながら、
社長のビジョンと右腕候補の気持ちをつなぐ
橋渡しをしていきます。

CsMの最終ゴールは、
外部の力を借りなくても
社長と右腕が自走できる状態を作ることです。


まとめ

2代目・3代目社長が右腕を育てられない
本当の理由は4つあります。

右腕に何を求めるかが明確でない、
任せることへの不安がある、
社長のビジョンがメンバーに届いていない、
対話の場がない。

今いるメンバーから右腕を育てる
6つのステップは以下の通りです。

ステップ①:右腕に何を求めるかを明確にする
期待することを言語化することで、
右腕候補が見えやすくなる。

ステップ②:対話の中で右腕候補が見えてくる
最初から決めるのではなく、
対話を重ねる中で見えてくるものです。

ステップ③:社長のビジョンを丁寧に伝える
社長の内側にある考えが伝わることで、
右腕候補が社長の代わりに判断できるようになる。

ステップ④:少しずつ任せる
任される経験の積み重ねが、
右腕候補の当事者意識を育てる。

ステップ⑤:現場の声を社長に届ける仕組みを作る
社長と現場の対話が、
右腕候補が「橋渡し役」として育つ環境を作る。

ステップ⑥:継続的な対話を続ける
焦らず対話を重ねることで、
社長のビジョンを体で理解した右腕が育つ。

右腕は採用するものではなく、
対話の積み重ねの中で育つものです。

「右腕がいない」という状態から
抜け出したいとお考えなら、
ぜひ一度ご相談ください。


組織づくり・右腕育成でお悩みの方は、株式会社CsMの無料相談をご活用ください。

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