社員が「ここで働く意義」を感じられると、組織はどう変わるのか
有名な話があります。
レンガを積んでいる三人の職人に
「何をしているのか」と聞いたとき、
一人目は「レンガを積んでいる」と答え、
二人目は「壁を作っている」と答え、
三人目は「大聖堂を建てている」と答えた。
同じ作業をしていても、意義が見えているかどうかで、
仕事への向き合い方は全く違います。
意義が見えないと、何が起きるのか
「なんのためにこの仕事をしているのか」が
見えない状態が続くと、
メンバーは目の前の作業をこなすだけになっていきます。
言われたことをやる、終わったら次の指示を待つ、
自分から考えて動こうとしない。
これは意欲の問題ではありません。
自分の仕事が誰かの役に立っているという
実感が持てていないことが原因です。
給与や待遇に不満がなくても、
「なんのために働いているのかわからない」
という感覚が積み重なっていくと、
離職につながっていきます。
意義は、言葉にしないと伝わらない
「うちの仕事は社会に役立っている」
「お客様に喜ばれている」。
経営者はそれをわかっています。
でも、それが社員に伝わっているかどうかは
別の話です。
意義は、言葉にしないと伝わりません。
「あなたのこの仕事が、
お客様のこんな課題を解決している」
「あなたが先月やったあの対応が、
お客様からの信頼につながった」
こうした言葉を日常的に伝えることで、
社員は自分の仕事の意味を実感できます。
現場の言葉から、意義を作る
ただ、経営者が一方的に伝えるだけでは、
社員には借り物の言葉として届くことがあります。
大切なのは、メンバー自身が
「自分はこういう価値を提供している」と
言葉にできるようになることです。
「あなたはどんな瞬間にやりがいを感じますか」
「この仕事を通じて、誰の役に立っていると思いますか」
こうした問いかけに答えながら、
メンバーは自分の仕事の意義を
自分の言葉で語れるようになっていきます。
その言葉が本物の誇りになり、
「ここで頑張りたい」という気持ちを育てていきます。
まとめ
意義は、伝えなければ伝わりません。
経営者の言葉だけでなく、
メンバー自身の言葉で語られるとき、
本物の力を持ちます。
「ここで働く意義」が見えていない社員がいるなら、
まず話を聞いてみてください。
「どんな瞬間にやりがいを感じますか」
この一言から、変化が始まることがあります。
それでも難しいと感じたら、
外部の力を借りることも一つの選択肢です。
メンバーの本音を引き出しながら、
「ここで働く意義」を一緒に言葉にしていく
サポートができます。
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