「背中を見て育て」はもう通用しない。令和の若手営業メンバーを本気にさせる関わり方
かつては、先輩の背中を見て覚えることが
育成の当たり前でした。
「俺のやり方を盗め」「見て覚えろ」。
この育て方で育ってきた世代がマネージャーになったとき、
同じやり方で部下を育てようとします。
でも今の若手には、これがなかなか通用しません。
なぜ通用しなくなったのか。そして何が変わればいいのか。
なぜ「背中を見て育て」が通用しなくなったのか
「なぜやるのか」が見えないと動けない
かつては「会社のため」「上司のため」という理由だけで
動ける時代がありました。
今の若手は、「なぜこれをやるのか」が見えないと、
本気になれません。これは甘えではありません。
自分の行動に意味を求める感覚が、
より強くなっているということです。
背中を見せるだけでは、
「なぜそのやり方をするのか」が伝わりません。
価値観が多様になった
ひと昔前は、「数字を出すこと」が
共通の動機になっていました。
今は、成長したい人、安定したい人、
プライベートを大切にしたい人など、
それぞれ大切にしていることが違います。
一つの背中を見せるだけでは、
全員の心には届きません。
令和の若手が本気になる関わり方
「なぜやるのか」を言葉にして伝える
背中を見せるだけでなく、
「なぜこのやり方をするのか」を
言葉で説明することが必要です。
「この商談でこの質問をするのは、
顧客が本当に困っていることを
引き出したいからだ」
こうした説明があることで、
若手は行動の意味を理解できます。
意味がわかると、
自分でも考えながら動けるようになります。
一人ひとりの「やりたいこと」を聞く
令和の若手を本気にさせるには、
その人が何を大切にしているのかを
知ることが大切です。
「仕事を通じて、何を実現したいですか」
「どんなときに仕事が楽しいと感じますか」
1on1でこうした問いかけをすることで、
その人の動機が見えてきます。
動機がわかれば、その動機に響く言葉で
仕事の意味を伝えられるようになります。
小さな成功体験を、一緒に作る
若手が本気になるきっかけは、
多くの場合「うまくいった」という経験です。
最初から大きな仕事を任せるのではなく、
成功しやすい小さな場面を
意図的に作ることが大切です。
「この部分だけ、あなたに任せてみます」
こうして小さな成功体験が積み重なると、
「自分にもできる」という自信が育ちます。
自信が育つと、自分から動き始めます。
背中を見せることは、今も大切
「背中を見て育て」が通用しなくなったといっても、
背中を見せること自体は、
今も大切な育成の一つです。
リーダーが誠実に仕事に向き合う姿、
顧客のために考え続ける姿、
困難な場面で踏ん張る姿。
これらは言葉では伝えられない
大切なものを伝えます。
ただ、背中を見せるだけでは足りなくなっています。
「なぜ」を言葉にして、一人ひとりの動機に響く関わりをする。
この両方があって初めて、
令和の若手は本気になっていきます。
まとめ
「背中を見て育て」だけでは、
今の若手には届きにくくなっています。
なぜやるのかを言葉にして伝え、
一人ひとりの動機を理解して、
小さな成功体験を一緒に作っていく。
この関わり方が、令和の若手を本気にさせます。
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