営業代行のリスクと内製化のすすめ|自社にノウハウを蓄積する方法
「営業代行を使えば、すぐに売上が上がる」
こうした期待で営業代行を導入する企業は多いです。
実際、短期的には効果が出ることもあります。
ただ、営業代行にはあまり語られないリスクがあります。
一度外部に頼むと、
営業のノウハウは代行会社の中に蓄積されていきます。
社内には何も残りません。
その結果、営業代行をやめようとしても、
「やめると売上が落ちる」という状態になり、
ずっと頼み続けないといけなくなります。
営業代行はピンキリで、
質の高い会社もあれば、そうでない会社もあります。
ただどんなに質が高くても、
「ノウハウが社内に蓄積されない」という構造は
変わりません。
本記事では、営業代行の弊害と、
自社にノウハウを蓄積して自走できる組織を作るための
内製化の方法をお伝えします。
営業代行の本当のリスク
ノウハウが社内に蓄積されない
営業代行を使うと、
顧客へのアプローチ方法、
トークの組み立て方、
失注の原因と改善方法——
こうした営業のノウハウが、
代行会社の中にどんどん蓄積されていきます。
社内のメンバーはその過程に関わっていないため、
「なぜ売れているのか」「なぜうまくいっているのか」が
わかりません。
これは大きな問題です。
営業代行をやめた途端、
社内には何も残っていないという状態になります。
外部依存から抜け出せなくなる
ノウハウが社内にない状態で
営業代行をやめようとすると、
売上が一気に落ちるリスクがあります。
「やめたいけど、やめられない」という状態が続くと、
代行費用がコストとして固定化されていきます。
営業代行に払い続けるコストで、
社内メンバーを育成する仕組みを作れたとしたら——
長期的に見ると、どちらが組織のためになるか
考えてみてほしいと思っています。
自社の営業力が育たない
営業代行に頼り続けると、
社内メンバーが営業を経験する機会が減ります。
営業力は、実際にやってみる経験の中でしか育ちません。
外部に頼っている間、社内の営業力は止まったままです。
将来的に内製化したいと思っても、
「社内に営業できる人がいない」という状態になっていることがあります。
内製化に切り替えるために必要なこと
① 営業プロセスを見える化する
内製化の第一歩は、
営業プロセスを見える化することです。
「どんな顧客に」「どんな順番で」「何を伝えて」
「どのタイミングでクロージングするか」——
このプロセスが言語化されていないと、
誰がどう動けばいいかがわかりません。
まず今の営業の流れを整理して、
プロセスとして言語化することが、
内製化の土台になります。
プロセスが見えると、
「どこがうまくいっているか」「どこで詰まっているか」が
把握できるようになります。
改善すべき場所が明確になると、
育成の方向性も定まっていきます。
② 社内メンバーの育成を並行して進める
営業代行から内製化へ切り替えるとき、
いきなり全部を切り替えようとすると
売上が落ちるリスクがあります。
営業代行を使いながら、
並行して社内メンバーの育成を進めていく。
社内の力が育ってきたタイミングで、
少しずつ代行の比率を下げていく。
この段階的な切り替えが、
リスクを抑えながら内製化を進める現実的な方法です。
③ 「外部依存ゼロ」をゴールに置く
内製化を進める上で大切なのは、
「外部依存ゼロ」をゴールとして明確に持つことです。
営業代行を使うこと自体が問題なのではありません。
「いつまでも頼り続けること」が問題です。
外部に頼りながらも、
社内にノウハウを蓄積して、
いずれ自分たちだけで動ける状態を作る。
この方向性を持って進めることが、
内製化を成功させるための核心です。
よくある質問(FAQ)
Q. 営業代行と内製化、どちらが正解ですか?
A. どちらが正解というより、
使い方の問題だと思っています。
短期的な売上確保や、
新しい市場へのアプローチとして
営業代行を活用することは有効です。
ただ「ずっと頼り続ける」ことを前提にするのではなく、
並行して社内のノウハウ蓄積と育成を進めることが大切です。
Q. 内製化を進めたいが、社内に営業経験者がいません。
A. 営業経験者がいなくても、
プロセスを見える化して仕組みを整えることから始められます。
「誰がやっても一定の成果が出る仕組み」を作ることが、
内製化の土台になります。
外部の視点を借りながら、
社内に合った営業プロセスを設計することも
有効な方法の一つです。
まとめ
営業代行は便利ですが、
一度頼むとノウハウが社内に蓄積されず、
ずっと頼り続けないといけなくなるリスクがあります。
大切なのは、外部に頼りながらも
社内にノウハウを蓄積して、
いずれ自分たちだけで動ける状態を作ること。
営業プロセスを見える化し、
社内メンバーの育成を並行して進め、
「外部依存ゼロ」をゴールに置く。
この方向で進めることが、
長期的に強い営業組織を作る道だと思っています。
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